【読書】タルムードを読む
最近、何か本を読みたいなと思って、そんなときチャニョルがタルムードをファンの方々にぜひ読んでみてほしいと言っていたので、タルムードを読むことにしました。
EXOのメンバーの中で、セフンとスホとチャニョルがいままでタルムードについて言及したことがあるけれど、恐らく最初にタルムードを読んだのはセフンなんじゃないかと思う。
セフンは心の糧を積むためにタルムードを読んで、チャニョルの喉のポリープの治療中に薦めてチャニョルは心に余裕が持てるようになったみたい。
私はタルムードを読んでみようと思って検索するまでは、小説だと思っていたくらい宗教だったり聖書だったりに全く詳しくないので、入門に適していそうな2冊を読みました。
本当はネットで調べたときに、A・コーヘンのタルムード入門を読もうかなと思った(入門って題名にあるからという端的な理由で)んだけど、私の近くの図書館には残念ながらなかった・・・
読む前に、タルムードとはユダヤ教の聖典で、ユダヤ人の生活規範・精神文化の基盤となっているということだけ調べました。
ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集
1冊目は、石角完爾の『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社)。
ユダヤ人のなかで言い伝えられてきた説話と筆者の解説がセットで、ひとつひとつの説話と解説が短めで読みやすい。
ユダヤの教えの良さがよく伝わってくるし、この説話を子供の頃からされていたらどんなふうに私は育ったんだろうと思った。
お金やリスクに対する考え方が日本とユダヤでは違うところが多いので、取り入れたい考え方が多かった。
ただ、筆者が解釈の中で日本を下げるようなコメントが多くて、ユダヤの教えを素直に受け入れにくくなる感じがしたし、読み進めるのがきつかった。
ユダヤ5000年の知恵 聖典タルムード発想の秘密
2冊目は、マーヴィン・トケイヤーの『ユダヤ5000年の知恵 聖典タルムード発想の秘密』(実業之日本社)。
外国の方が書いたからどこかで出された本の翻訳かと思いきや、実はタルムードがあまり浸透していない日本のために書かれた本だった。
一冊目とは違って、解説はなくて説話だけがたくさん載っている。恐らくだけど、解説がなくて説話の意味を自分で考えるスタイルのこちらの方が本来のタルムードのスタイルなんじゃないかなと思う。
正直、一冊目の解説はうーんと思うところは多かったけれど、タルムードを読んで自分の中にどう落とし込んでいけばいいかみたいなところを掴めたから、二冊目で初めて見る説話のときに説話の伝えたかったことを自分なりに考えることができたと思う。
タルムードのもとは口伝だからなのか、同じ説話でも一冊目と内容がちょっと違うのがおもしろいと思った。
2冊を読んで・・・
まず、この本がユダヤ教の聖典だと知ったときに、どうしてセフンはこの本にたどり着いたんだろうと不思議に思った。
もしかしたら、韓国ではもっとタルムードは身近な存在なのかもしれないけれど、心の糧を積みたくてタルムードに行き着くなんてすごいなと思う。
タルムードってすごく長いもので全部読んだわけじゃないだろうし、どの本でセフンがタルムードを読んだのか、どの話が印象に残ってどう感じたのか気になる…
ユダヤの長い歴史のなか様々な人の経験や知恵がタルムードには詰まってるから、自分の未熟さに気付くし、新しいものの見方が自分に備わったかなと思う。
チャニョルがタルムードを読んで心に余裕が持てるようになったっていうのはすごく共感できる。
タルムードを読もうと思ったとき、一冊目の『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』を読む人が多いと思うけど、個人的には二冊目の『ユダヤ5000年の知恵 聖典タルムード発想の秘密』を少しずつ何度も読むのがいいなと思った。
ギョンスが好きと言っていたパウロ・コエーリョの『魔法の瞬間』もとても良かったから、他のメンバーが薦めていた本ももっと読んでみようと思う。
しうちゃんが薦めていたのはワンピースだけど笑・・・